治療例

はじめに

当院では2004年よりEPGを使用した研究および臨床を開始し、2012年1月まで に355例のEPG人工口蓋床を作製した。

導入時の問題

a)自院における人工口蓋床の作製方法の確立

治療例
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b)日本語プロンプトの作製

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c)c)訓練方法の確立

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e)お手本EPGパターンの作製

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Win EPGシステム

Articulate Instruments Ltd
音声とEPGパターンが同期して、100Hzで記録し、再生・分析できる

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分析

  • COG(Center Of Gravity)舌接触の重心を数値化
  • Variability 舌接触のばらつきを数値化

EPGと鼻咽腔ファイバースコープの同期

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WinEPGの簡易トレーニング装置(PTU)

即時モニターだけで、記録や分析はできない。
遠方から来院している患者さんに貸し出しをして、訓練している。

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どのような症例に適応してきたか

EPGパレート使用した患者さんを疾患別に分類しました。
当院では口蓋裂の患者さんが最も多く164人の64%を占めた。口蓋裂以外は少ないものの、先天性鼻咽腔閉鎖不全症、精神発達遅滞、顎変形症、舌突出壁、機能性構音障害などの症例に使用していました。
その他は、全体の16%を占めており、それらにはここに示したように様々な疾患が含まれた。

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(その他の疾患)
Down′s syndrome
舌癌放射線治療後の舌萎縮による構音障害
中咽頭癌術後の構音障害
Beckwith-Wiedemann 症候群
Möbius 症候群
頭部外傷後の構音障害
第一鰓弓・第二鰓弓症候群
Robin sequence
自閉スペクトラム
聴覚障害

EPG使用開始年齢の分布とEPG使用期間

次に、EPGパレート使用開始年齢の分布を示します。6歳~9歳にピークがあり、各年齢では8歳が最も多く、年齢を増すにつれて減少傾向にありました。18歳以降では20歳代が多く、最年長は63歳でした。
EPGパレート使用期間ですが、6カ月から1年半ほど使用した例が多く、全体の約61%を占めた。

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